あきらめかけた、6個目 ― 狩猟体験の一日
狩猟体験、やっています
HUNTER BASE ZEROでは、狩猟体験を行っています。
流れは、こうです。
順番 内容
① 座学(狩猟とは/野村の現状)
② わなの説明(くくりわな・箱わな)
③ 現地確認(実際に山へ入る)
④ 捕獲体験(わなにかかっていた場合)
⑤ 解体体験(希望者のみ)
そして——この体験は、西予市のふるさと納税にも出しています。
今回は、お二人が参加
9月29日、お二人に参加していただきました。
あいにくの雨。写真のとおり、カッパを着て、長靴を履いて、山道を登っていきます。
1個目 ― まずは、獣道を読む
最初のわなでは、獣道(けものみち)の確認から。
イノシシやシカは、同じ道を通ります。 草の倒れ方、足跡、土の削れ方——そういった痕跡から「ここを通っている」と読む。くくりわなは、この一点を狙って仕掛けます。
わなを仕掛ける前に、まず山を読む。 ここが狩猟のいちばん面白いところかもしれません。
2個目 ― 空はじき
2個目は——空はじきでした。
空はじきとは、わなは作動したのに、獲物がかかっていない状態のこと。踏んだけれど足が抜けた、あるいは別の動物が踏んだ。
惜しい、けれど獲れていない。
3個目 ― 逃げられた跡
3個目は、様子が違いました。
わなの周辺が、荒らされていたのです。
土が掘り返され、草がなぎ倒されている。これは——かかったあと、暴れて逃げられた跡でしょう。
しかも、痕跡からして、かなりの大物だったと思われます。悔しい。
4個目・5個目 ― 不発、そして箱わな
4個目は、不発。わな自体が作動していません。
5個目は、箱わなの確認です。行ってみると——ふたが下りていました。
作動はしている。けれど、中には何もいない。 入ったけれど脱出したのか、ふたが落ちる瞬間に逃げたのか。
5個見て、収穫ゼロ。
正直、このあたりで「今日はダメかな」と、あきらめかけていました。
6個目 ― 見事な牡鹿
そして、最後のわな。
6個目。
——見事な、大きな牡鹿でした。
参加されたお二人にも、捕獲まで体験していただくことができました。
山は、思い通りにいかない
この日の結果を並べると、こうなります。
獣道の確認 → 空はじき → 逃げられた → 不発 → 箱わな空振り → 捕獲
6分の1。
正直に書きますが、これが狩猟のリアルです。見回りに行っても、たいてい何もかかっていない。空はじきも、不発も、日常茶飯事です。
それでも毎日山に入る。その積み重ねの先に、一頭がいる。
だからこそ——空振りを5つ見たあとの6個目は、忘れられない体験になったのではないでしょうか。最初から捕獲できていたら、この重みは伝わりません。
有意義な時間を過ごしていただけたと思います。
参加してみませんか
狩猟に興味はあるけれど、免許を取るほどではない。わな猟の始め方を読んだけれど、実際どんなものか分からない——そんな方にこそ、この体験はおすすめです。
本物の山に入り、本物のわなを見て、運が良ければ捕獲まで。
西予市のふるさと納税からお申し込みいただけます。野村でお待ちしています。