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狩猟 / Hunter
2026.09.19 — 狩猟

犯人は、アナグマだった ― シャインマスカットを守る箱わな

秋は、果物の季節

秋の味覚が、おいしいシーズンになりました。

ブドウ、ナシ、カキ。山あいの野村でも、果樹が実りの時期を迎えています。

そして——おいしいものを狙うのは、人間だけではありません。

イノシシだけじゃない

有害鳥獣といえば、シカやイノシシなどの大型動物が注目されがちです。このブログでも、くくりわなや箱わなでイノシシを捕る話を書いてきました。

けれど——果物を中心に被害を出しているのは、別の動物です。

アナグマと、ハクビシン。

体は小さくても、甘い果実には目がない。実りの時期を見計らったように、畑にやってきます。

シャインマスカットが、やられた

今回、シャインマスカットが被害に遭いました。

丹精込めて育てた、高級ブドウ。それが食べられてしまう。農家さんにとっては、たまったものではありません。

そこで、箱わなを仕掛けました。

写真のわなは、イノシシ用のものとは違う、小型の箱わなです。狙う相手の大きさに合わせて、わなも変わります。

そして——アナグマを捕獲できました。

1週間で、5頭

実は、これは一例にすぎません。

最近1週間で、アナグマ4頭、ハクビシン1頭を捕獲しています。

1週間で5頭。それだけ、果物のまわりに出てきているということです。目立たないけれど、確実に被害を出している。数字が語る現実の記事で、農作物被害の大きさを書きましたが、その陰には、こうした小さな獣たちの存在もあります。

「ジビエの王様」

ところで——このアナグマ、実はジビエとしての評価がとても高いのです。

「ジビエの王様」と呼ばれることがあります。

特に評価されているのが、脂の甘みと赤身のコク。希少な食材で、「幻のジビエ」と紹介されることもあります。

畑を荒らす厄介者が、一方では王様と呼ばれる食材でもある。イノシシも「汚名返上」の記事で書いたように、獣は、見方を変えれば恵みにもなるのです。

今回は、出荷。

今回捕獲したアナグマは、西予市の獣肉処理施設「ししの里せいよ」に出荷しました。

けれど——アナグマも、自分たちで食していきたいと思っています。

ジビエの王様と呼ばれる味が、どんなものなのか。実際に確かめてみたい。その時は、またこのブログで報告します。

果物を守るために捕り、命をいただく。命を、まるごと知る——そのことを、小さな獣からも学んでいきたいと思います。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

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