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土産 / Craft
2026.07.02 — 土産

繭で、顔をなでてみたら ― 肌まゆを使ってみた

「シルクは、肌や髪にいい」。そんな話を、耳にしたことがある人は多いと思います。じつは私自身も、そう聞いてはいたものの、実際に使ってみたことは、これまで一度もありませんでした。

――でも先日、思いきって一度、使ってみたのです。そして、正直に言います。びっくりしました。今日はその体験を、頭出しとしてお伝えします。天然の繭を使った「肌まゆ」という商品の話です。

シルクは、天然素材

そもそもシルク(絹)は、蚕がつくり出す、まぎれもない天然素材です。石油からつくる化学繊維とは違い、生きものが生み出したもの。だからこそ、人の体との相性がいい、と言われてきました。

絹をつくる、二つの物質

絹は、大きく二つの物質からできています。「フィブロイン」と「セリシン」です。

セリシンは、繭の糸を守る"保護物質"。このセリシンが、人の肌にもとても相性がいいとされています。

一方のフィブロインは、自然由来のたんぱく質。もともと生きものがつくったたんぱく質なので、人の肌や髪にすっとなじむ、と言われています。

つまり絹は、糸として身にまとうだけでなく、その成分そのものが、肌や髪にやさしい素材なのです。

繭で、顔をなでてみた

そして、その絹の力をいちばんシンプルに味わえるのが、天然の繭をそのまま使った「肌まゆ」です。

使い方は、とても簡単。繭をお湯にふやかし、指先にはめて、やさしく顔をなでるだけ。

私は毎日、きちんと洗顔をしているつもりでした。ところが――なでたあとの繭を見ると、少し黒くなっているではありませんか。洗ったはずの肌から、まだこれだけ汚れが出てくるのか、と。

そして、肌に触れてみて、もう一度びっくり。つやつやなのです。まさか、こんなに違うとは思いませんでした。

「化粧のりがいい」に、うなずく

私は化粧をしません。それでも、「シルクを使うと化粧のりがいい」とよく言われる理由が、一度使っただけで、すとんと腑に落ちました。肌の手ざわりが、それくらい変わったのです。

人から聞いた「シルクは肌にいい」が、はじめて"自分の実感"に変わった瞬間でした。

国産・西予市産の「肌まゆ」

この肌まゆは、日本国産、それも西予市産。地元でつくった繭が、そのまま肌に触れる商品になっています。

本格的に売り出していくのは、もう少し先。今日はその"頭出し"です。でも――もし機会があれば、ぜひ一度、試してみてください。「聞いていたけれど使ったことがない」あの頃の私のように、きっと驚くはずです。

繭は、糸になり、絹になり、そして肌にも届く。養蚕という営みは、思っていたよりもずっと、いろんな形で暮らしにつながっているのだと感じます。

ゼロの番人として、この「肌まゆ」のことも、これから少しずつお伝えしていきます。続報を、楽しみにしていてください。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

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