ZEROSPHEREJOURNAL ← 一覧へ
相撲 / Sumo
2026.07.12 — 相撲

乙亥大相撲、二日間の歩き方 ― プログラム完全ガイド

これまで、乙亥大相撲の歴史や、その魅力をお伝えしてきました。今回は少し実用的に――「当日、どんな流れで進むのか」。二日間のプログラムを、まるごとご案内します。これを読めば、はじめての方も、一日たっぷり楽しめるはずです。

いつ、開かれるのか

乙亥大相撲は、ふつう十一月、大相撲の福岡場所が終わってすぐの、火曜と水曜の二日間に行われます。プロの本場所が終わったばかりの力士が来てくれる――この日程だからこそ、実現する豪華さです。

初日 ― 地元の熱戦から、プロの取組へ

初日は、朝から地元の力自慢たちの熱戦で幕を開けます。

まずは「一般青年団体対抗戦」の予選から。続いて個人勝ち抜き戦、そして団体の決勝へ。じつはこの一般青年の部には一部と二部があり、前年度の成績によって昇格・降格がある、真剣そのものの戦いです。個人戦も、軽量級と無差別級に分かれます。この地元対決だけで、午前中いっぱいかかります。

午後は、いよいよ華やかに。「乙亥太鼓」の演奏があり、そこから招待選手による勝ち抜き戦が始まります。少年・小学生・中学生の五人勝ち抜き戦、中学生の三役相撲……と続き、いったん「中入り(休憩)」に。

中入りのあとは、お楽しみがずらり。笑いを誘う「初っ切り(しょっきり)」、相撲甚句、そして愛らしい「稚児の土俵入り」。

そして再び取組へ。大人の五人勝ち抜き戦、番外戦、特別戦と進みます。ここが見どころ。若い高校生から始まり、後になるほど、大学生、社会人、そしてプロの強豪力士が登場していく。まさに尻上がりに盛り上がる構成です。初日は、夕方六時ごろまで続きます。

二日目 ― 子どもたちの土俵から、末三役まで

二日目は、朝から小学生の部(団体・個人)、中学生の部(団体・個人)。未来の力士たちが土俵で躍動し、お昼過ぎまで続きます。

午後は初日と同じく、招待選手の勝ち抜き戦へ。五人勝ち抜き戦や三役相撲があり、中入りをはさんで、稚児の土俵入り。

そして最後、大人の五人勝ち抜き戦、番外戦、特別戦と続き――結びの「末三役(すえさんやく)」をもって、二日間の乙亥大相撲が幕を閉じます。

順番は、少し前後することも

なお、稚児の土俵入りや乙亥太鼓、相撲甚句などは、都合によって取組の前後で入れ替わることもあります。けれど、おおよそはこの流れで進んでいきます。

それぞれのプログラム――初っ切りって何? 相撲甚句とは? といった中身については、また回を改めて、詳しくお話ししていきます。

朝の地元対決から、夕方のプロの熱戦まで。子どもも、大人も、プロも入り混じる二日間は、ほかのどんな相撲とも違う、乙亥だけの時間です。

ぜひ会場で、この熱を体感してみてください。

ゼロの番人として、私もこの二日間を、心待ちにしています。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

関連する記事