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地域づくり / Community
2026.06.24 — 地域づくり

ZEROSPHEREとは

養蚕、狩猟、相撲・・・

一見ばらばらに見えるこれらの営みは、どれもこの地域が長い時間をかけて育ててきた「財産」です。

地域には、眠ったままの宝がある

どの土地にも、受け継がれてきた伝統や、まだ気づかれていない価値が眠っています。繭をつくる養蚕の技術、山と向き合う狩猟の知恵、身体と文化の記憶である相撲——。

けれど、その多くは静かに縮小しつつあります。担い手が減り、語られる機会も減り、いつのまにか「過去の遺産」として扱われていく。

でも、本当にそうでしょうか。それらは今なお、地域にとって大きな意味を持つもののはずです。

ゼロから、もう一度

ZEROSPHEREは、そうした眠れる財産にもう一度光を当て、生かしていく取り組みです。

この名前には、二つの言葉が込められています。

ZERO ― 原点

ゼロは「何もない」ではありません。「まだ何もないけれど、ここから始められる」という出発点です。失われかけたものの前に立ち、もう一度ゼロから組み直す。その姿勢を表しています。

SPHERE ― めぐる球

スフィアは「球体」を意味します。球には切れ目がありません。始まりも終わりもなく、ただめぐり続ける。

英語にはもう一つ、「影響の及ぶ範囲」「ある営みがめぐる世界」という意味もあります(in the sphere of ―)。

ZEROSPHEREのスフィアは、命・人・自然・文化・土地が、切れ目なくつながり、めぐり合う空間のことです。

繭も、地球も、地域も――すべては「球」

おもしろいことに、私たちが向き合うものの多くは「球」の形をしています。

蚕がつくる繭は、命を守り育てる小さな球。

私たちが立つ地球は、自然と人がつながる大きな球。

そして地域の営みもまた、人と人、命と土地がめぐり合う一つの球。

スケールは違っても、そこにあるのは同じ「循環」です。ZEROSPHEREは、この大小の球を一つにつなげて捉えようとする考え方です。

ゼロから始まる、再生と共生

養蚕から生まれる素材、狩猟でいただく山の恵み、相撲が伝える身体と礼の文化。

これらを別々の点としてではなく、一つの循環の中にある営みとして結び直すこと。それがZEROSPHEREの目指す世界です。

稼げるか稼げないか、効率がいいか悪いか——その物差しの外側にこそ、地域の本当の豊かさがあると思っています。

このジャーナルでは、その循環を取り戻していく日々を、飾らず綴っていきます。

繭の白さも、山の静けさも、土俵の砂も。一つひとつの営みが、やがて一つの球(ゼロ)につながっていく。その過程を、どうぞ一緒に見届けてください。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

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