雲の切れ間から、月が ― のむらのいもたき会
雨予報が、くもりに
先日ご案内した「のむらのいもたき会」が、野村地域づくり活動センターで開催されました。
正直なところ——心配していました。
数日前の天気予報は、雨。中秋の名月に合わせた行事なのに、雨では月も見えませんし、屋外の会場も台無しになってしまいます。
ところが当日は——くもり。
そして、それだけではありませんでした。
雲の切れ間から、ちらちらと
曇りの切れ間から、ちらちらと月を見ることができたのです。
雲が流れて、ふっと月が顔を出す。「あ、見えた」と誰かが言う。みんなが空を見上げる。しばらくするとまた雲に隠れて、また現れる。

名月を、しっかり楽しむことができました。
完璧な満月の夜空ではなかったけれど、雲の合間から見える月には、また違った趣がありました。雨でなかっただけでも御の字だったのに、月まで見られるとは。
いもたきと、さんまの塩焼き
会場では、いもたきはもちろんのこと——さんまの塩焼きも用意されていました。
秋の味覚が、二つそろったわけです。あたたかい里芋の鍋と、脂ののったさんま。これ以上ない、秋の献立です。
さらに、キッチンカーも出ていて、多くの方が思い思いに楽しんでいました。
写真をご覧ください。駐車場に、テントと椅子とテーブルが並んでいます。 白線の上に折りたたみ椅子を広げて、ご近所同士が向かい合って食べている。子どもが器を手に座っている。告知記事で「駐車場が会場になる」と書きましたが、まさにその光景です。
吹奏楽と、アカペラ
そして、この日を盛り上げてくれたのが音楽でした。
まず、野村高校吹奏楽部の演奏。

写真では、譜面台の前に立つ制服姿の生徒たちが、フルートやサックスを構えています。高校生が町に出てくる——ふれあい動物園や南予高校生サミットでも書きましたが、野村では本当によく見る光景になってきました。
そしてもう一組——アカペラグループINSPiの杉田さんのライブです。

プロの歌声が、秋の夜の駐車場に響く。会場を大いに盛り上げていただきました。
秋の夜の、しつらえ
会場の飾りつけにも、目を引くものがありました。
ミルク缶に生けたススキ。 そして地面に並べられた、穴の開いた竹の灯り。
ミルクのまち野村らしいミルク缶と、秋の草と、竹あかり。凝った装飾ではないけれど、この土地にあるもので、秋の夜を演出している。 そういうしつらえが、いちばん心に残ります。
空が、味方してくれた
雨予報が、くもりになり、月まで見えた。
天気ばかりは、どうにもなりません。 養蚕でも「自然相手は思い通りにいかない」と書いたばかりですが、この日は空が味方してくれました。
いもたきを食べ、さんまをかじり、音楽を聴いて、ときどき空を見上げる。
秋の野村の、いい一夜でした。
ZEROSPHERE / ゼロの番人