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地域づくり / Community
2026.10.17 — 地域づくり

ちゃんこ鍋で、おかえりなさい ― おかえり食堂

おかえり食堂が、開かれました

NPO法人シルミルのむらが主催する「おかえり食堂」が開催されました。

おかえり——いい名前です。どこかへ行っていた人が帰ってくる場所、という響きがあります。

献立は、野村ならでは

本日の献立は、野村ならでは。

ちゃんこ鍋&炊き込みごはんです。

相撲のまち・野村ですから、やはりちゃんこ。写真をご覧ください。

黄色いエプロンをつけた方が、大きな鍋をかき混ぜています。鍋の中には、油揚げ、にんじん、ねぎ——あたたかそうな湯気が立っています。

11月には第175回乙亥大相撲。会場前ではちゃんこ祭りも開かれます。そんな季節に、ちゃんこ鍋。町の空気と、献立がそろっているのがいいですね。

高校生まで無料、大人は300円+お気持ち

料金は、こうでした。

高校生まで……無料

大人……300円 + お気持ち

「お気持ち」という設定がいいと思います。出せる人は出す、きびしい人は300円で。そこに線を引かない。

そして——30名を超える方が参加されていました。

地域に根付いた活動だと感心します。

フードパントリーも

会場には、もうひとつ。

「フードパントリー ご自由にどうぞ」の貼り紙がありました。

食品の入ったカゴが並び、段ボールには里芋がどっさり。手に取っていく人がいる。

食べて帰るだけでなく、持って帰ることもできる。 こういう形があるのだと、知りました。

実は、災害復興の活動です

ここで、この食堂の成り立ちに触れておきます。

NPO法人シルミルのむらのホームページには、おかえり食堂についてこう書かれています。

「食べる」「生きる」を中心に、地域住民が主体となった支え合いによる「災害復興」をめざしています。

災害復興。

平成30年の西日本豪雨——この町が大きな被害を受けた、あの災害です。

復興というと、道路や建物を思い浮かべます。 けれど、この団体が選んだのは「食べること」でした。

一緒にごはんを食べる。あたたかいものを囲む。それを続けていく。優しい気持ちと共助の気持ちでつながる——そう書かれています。

100本記念の記事で、私は「災害のあと、世界が広がった」と書きました。この食堂も、そのひとつなのだと思います。

息の長い活動

ホームページには、もうひとつ印象的な言葉がありました。

息の長い、地域に根差した活動

コロナ禍の前も後も、続けてきたとあります。

そして、この団体は他にもたくさんのことをしています。

のむら自治振の事務局

野村ふるさとづくりの会と協働した花苗づくり・花壇管理 ← 花いっぱい運動です

のむらまちテラス(毎年1〜3月、乙亥会館を主会場にイルミネーション)

調べてみて、驚きました。 このブログで書いてきたいくつもの記事が、この一つの団体につながっていたのです。

続けることの、強さ

不定期の開催だそうです。毎月でも、毎週でもない。けれど続いている。

花いっぱい運動の記事で「続けることが、いちばん難しい」と書きました。おかえり食堂も、きっと同じでしょう。

次に開かれるとき、また誰かが「おかえり」と言われる。

そういう場所が町にあることの価値を、あらためて感じた一日でした。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

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