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狩猟 / Hunter
2026.07.02 — 狩猟

箱わなと、くくりわな ― わな猟の二つの道具

以前、私が「わな猟免許」を取った話を書きました。じつは私が持っているのは、このわな免許だけ。銃は使いません。

そして私の狩猟は、趣味ではなく、田畑を荒らす有害鳥獣を駆除することが目的です。だからおのずと、使う道具は二つに絞られます。「箱わな」と「くくりわな」です。

今回は、この二つのわなについて――それぞれの、いいところと難しいところを、お話しします。

箱わな ― どこでも、まとめて

まずは箱わな。金網でできた大きな箱の中に餌を置き、入ってきた獣を閉じ込める、いわば"檻"のようなわなです。

<メリット>

・スペースさえあれば、どこにでも仕掛けられる

・群れで入れば、集団を一網打尽にできる

・獣を生きたまま捕らえられる(生け捕り)

<デメリット>

・大がかりな仕掛けなので、賢い獣には警戒されやすい

・場所によっては、捕れた獣の取り込み(回収)がとても大変

・長いあいだ設置しておく必要があり、時間がかかる

くくりわな ― 通り道を、狙い撃ち

もう一つが、くくりわな。獣が通る道に仕掛けておき、足を"くくって"捕らえる、ばね仕掛けのわなです。

<メリット>

・獣の通り道を見つけて、ピンポイントで仕掛けられる

・うまくいけば、短期間での捕獲が見込める

<デメリット>

・捕れた獣の取り込みが大変

・仕掛けたら、頻繁な見回りが欠かせない

つまり、こういうこと

箱わなは「広く、まとめて、じっくり」。くくりわなは「狙って、素早く、こまめに」。

性格の違う二つのわなを、場所や獣の様子に合わせて使い分ける。これが、わな猟のおもしろさであり、難しさでもあります。

どちらも、「生きて」捕らえる

そして、この二つに共通する、大切な点があります。どちらも、獣を生きたまま捕らえるということです。

生きて捕らえたその命を、きちんと、ていねいに解体すれば――驚くほどおいしい肉になります。畑を荒らす"やっかいもの"が、山の恵みへと姿を変える瞬間です。

守るために捕り、いただくために生かす。わなは、その入口に立つ道具なのだと思います。

次回予告

というわけで、次の狩猟の記事では、いよいよ「おいしいジビエ」について書きたいと思います。わなで捕らえた命が、どんなふうに食卓へとつながっていくのか。どうぞ、お楽しみに。

ゼロの番人として、私はこれからも、この二つのわなと向き合いながら、地域を守り、命をいただいていきます。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

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