40年、花を植え続けている ― 花いっぱい運動
40年以上、続いている
野村には、40年以上続く地域づくり活動があります。
「花いっぱい運動」です。
町内を花でいっぱいにしよう——名前のとおりの、シンプルな運動。派手さはありません。40年以上、この町で続いてきました。
かつては、町ぐるみで
以前は、野村中央公民館が中心となって進められていました。
地域内の団体や企業に働きかけて、あちこちに花壇をつくり、花を植える。学校も、職場も、自治会も。町ぐるみの運動でした。
40年前の野村は、今よりずっと人が多かった時代です。声をかければ人が集まり、花壇はどんどん増えていったのでしょう。
今は、ふるさとづくりの会が
そして現在——野村ふるさとづくりの会が中心となって活動しています。
正直に書きますが、だいぶん規模は縮小しています。
人口が減り、参加できる団体も減りました。
それでも——花いっぱい運動は、続いています。
野村ダム近くの花壇で

写真は、のむら自治振が管理している、野村ダム近くの花壇です。
この日は、スタッフ5人で草引きをしました。
道路脇に細長く続く花壇。夏の間に伸びた雑草を、一本ずつ抜いていく。抜いた草は、脇に積み上げていきます。地味な作業です。汗をかき、腰をかがめ、黙々と。
そして——コキアが、順調に育っています。

写真の丸い緑の茂みがそれです。もこもこと丸く育ったコキア。秋が深まれば、これが赤く色づきます。 道を通る人が「お、赤くなってきたな」と気づく、あの光景のために。
来週末は、秋苗づくり
そして、来週末には秋苗をつくる作業があります。
育てるのは——ビオラ。
寒さに強く、冬から春まで長く咲いてくれる花です。今から苗を育てておけば、冬の野村を彩ってくれます。
夏が終わる前に、冬の準備をする。 花を育てるというのは、いつも少し先を見ている作業なのだと、桑畑の伐り方を知ったときと同じことを思います。
続けることが、いちばん難しい
40年。
始めることより、続けることのほうが、はるかに難しいと思います。人が減り、担い手が高齢化し、それでも誰かが草を引きに行く。5人でも、続ける。
この町には、いろいろな活動がありました。長年続いたものもあれば、縮小し、終わってしまったものもあります。花いっぱい運動は、まだ続いている側です。
道端の花壇は、誰かが手をかけているから、そこにあります。当たり前のようにある景色の裏に、いつも誰かの作業がある。
秋には、コキアが赤く染まります。もし野村ダムのあたりを通られたら、ちょっと目を向けてみてください。
ZEROSPHERE / ゼロの番人