自然相手なので、仕方ないですね ― 晩秋養蚕12日目
朝から、雨
9月29日。晩秋蚕の飼育、12日目です。
朝から、雨が降っています。
自然相手なので、仕方がないですね。
初秋は猛暑にやられ、晩秋に入ってからは寒暖差、夏の少雨で葉の色が悪い桑——この飼育は、ずっと天気と付き合ってきました。今日は雨。それだけのことです。
雨の日の採桑は、正直、こたえます。カッパを着ても濡れますし、足元はぬかるむ。桑もびしょ濡れになるので、水気を切ってからでないと与えられません。手間が増えます。
けれど——蚕は、桑を求めています。
昨日、5齢になった1群は、与えた桑を半日できれいに食べ尽くしました。降ろうが降るまいが、待ってはくれません。
がんばって、採桑して、給桑します。
うれしいことに
そして今日、うれしいことがありました。
NEOのむらの大学生が、採桑の手伝いに来てくれたのです。
雨の中、わざわざ。
大学のない町に、大学生が活動している——こうして必要なときに手を貸してくれる若い力があるのは、本当にありがたいことです。
採桑は体力勝負です。人手が一人増えるだけで、速さがまったく違います。
今日から、2群も桑つけ
そして今日は、大きな節目でもあります。
2群も、桑つけになりました。
昨日は1群だけでしたが、これで——約37,500頭のすべてが5齢になったことになります。
1群と同じように、まず蚕座に蚕を広げてから、桑を与えます。5齢の盛食期は0.1㎡あたり100〜120頭が適正ですから、広さの確保が先。それから、たっぷりと。
かなりの食欲です
そして——かなりの食欲です。
写真をご覧ください。蚕座を埋め尽くす、白い5齢蚕。その上に、枝ごとの桑を惜しみなく重ねていきます。
食べる音がします。蚕舎に入ると、サーッという雨のような音——今日は本物の雨音と重なって、なんとも不思議な響きでした。
蚕糸マニュアルによれば、蚕が一生に食べる桑の大半は、この5齢の一週間。しかも今回は初秋の3倍です。
昨日の倍の桑が要ると書きましたが、実際にそのとおりになりました。
今日の記録
時刻 作業
7:00 採桑
8:00 給桑
16:00 給桑
24:00 給桑(予定)
朝、昼過ぎ、そして深夜。一日3回。
雨でも、手伝ってくれる人がいて、蚕は食べている。それだけで、今日はいい日だったと思います。
明日も、朝7時から。
ZEROSPHERE / ゼロの番人