一日ずつ、ずらして ― 晩晩秋、いよいよ5齢へ
晩晩秋、いよいよ最終ステージへ
10月11日〜13日。晩秋蚕は24〜26日目、晩晩秋蚕は11〜13日目です。
晩秋蚕は、蔟の中で繭づくり。こちらにできることは、見守ることだけです。
そして——晩晩秋養蚕が、いよいよ最終ステージの5齢へ入りました。
10月11日、1群が眠に
10月11日、1群が4齢の眠(四眠)に入りました。
そこで、同じ蚕座にいた1群と3群のグループ分けをしました。
三つのグループに分かれている
ここで、今の晩晩秋蚕の状況を整理しておきます。
前回の眠(三眠)のとき、蚕の成長に合わせて3つのグループに分けていました。
グループ 当時の状態
1群 4齢起蚕になっていた(いちばん早い)
2群 眠に入っていた
3群 まだ眠に入る前(いちばんゆっくり)
同じ日に配蚕された蚕でも、育ち方には差が出ます。その差を放っておくと、上蔟のタイミングがバラバラになってしまう。だから、分ける。
そして今回は、そのうち1群と3群を分けました。
地味だけれど、欠かせない
分け方は、これまでと同じです。
蚕座に網をかけて、蚕を分けていきます。
網の上に新しい桑を置けば、脱皮を終えた蚕だけが桑を求めて上がってくる。まだ眠っている蚕は、下に残る。蚕が自分で、自分を仕分けしてくれる仕組みです。
写真の二枚目に、網が写っています。これを蚕座にかぶせてその上に桑を与えます。
地味ですが、成長をそろえるために欠かせない大切な作業です。
一日ずつ、ずらして
そして、5齢の桑付けは——グループごとに1日ずつずらして進めています。
グループ 桑付け開始
1群 10月12日から
2群 10月13日から
3群 10月14日から
13日には1群・2群がそろって5齢になり、ここから本格的な5齢飼育です。
晩秋のとき、上蔟が早すぎて苦労しました。無理にそろえず、それぞれのペースで進める——その反省が、ここに活きています。
広げても、枝だけが残る
5齢になると、蚕の食欲は一気に上がります。
枝ごと刈ってきた桑を蚕座いっぱいに広げても、しばらくすると葉がなくなり、枝だけが残っています。
写真をご覧ください。青いネットの蚕座に、白い5齢蚕がびっしり。その上へ、条桑を広げているところです。この量が、数時間で骨だけになる。
蚕糸マニュアルの言う「一生に食べる桑の大半を5齢の一週間で」——晩秋でも軽トラ2台分を消費しました。晩晩秋も、これからその世界に入ります。
大忙しの毎日が、また始まった
朝の採桑に、朝・昼・晩の給桑。
桑畑と蚕舎を行き来する、大忙しの毎日が始まりました。
9月18日に晩秋が始まってから、もうすぐ一か月。初秋の反省、晩秋の上蔟の反省——ひとつずつ経験を重ねて、ここまで来ました。
今年最後の養蚕
晩晩秋養蚕は、今年最後の養蚕です。
初秋は0.5箱で、収繭は約10kg。晩秋は1.5箱。そして今回が、締めくくり。
最後のひと踏ん張り、しっかり桑を食べさせて、いい繭をつくってもらいたいと思います。
ZEROSPHERE / ゼロの番人