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養蚕 / Hatch
2026.10.16 — 養蚕

マス目が、白く埋まっていく ― 晩秋21〜23日目、晩晩秋8~10日目

晩秋は、ひとまず一息

10月8日〜10日。晩秋蚕は21〜23日目、晩晩秋蚕は8〜10日目です。

ここ数日の慌ただしさから少し落ち着き、晩秋養蚕はひとまず一息。

6時間ぶっ通しの上蔟も、落ちた蚕を拾い続けた日々も、ようやく終わりました。

白い繭が、増えてきた

そして——上蔟した蚕たちは、蔟の中で少しずつ繭をつくり始めています。

写真をご覧ください。

吊るされた回転蔟のマス目が、白い繭で埋まっています。

数日前は、まだ蚕の体が見えていました。それが今では、ひとつひとつのマスに真っ白な楕円がおさまっている。光を受けて、淡いクリーム色に光っています。

写真を見ても、白い繭がだんだん増えてきました。

初秋のときは、外から見たら繭に見えたのに、中身は違っていました。上蔟が早すぎた反省もありました。それでも——こうして形になってきたのを見ると、ほっとします。

ここからは、見守るだけ

ここまで来ると、こちらにできることは見守ること。

糸を吐くのは蚕の仕事です。人間は、蔟の中を清潔に保ち、温度と湿度に気を配りながら、邪魔をしないことだけ。

無事にしっかりとした繭をつくってくれるのを待ちます。

蚕糸マニュアルによれば、収繭は上蔟後6〜8日目が適期。答えが出るのは、もうすぐです。

その一方で、隣では

一方、隣では晩晩秋養蚕が進行中。

現在は4齢で、こちらはまだまだ成長の途中です。

毎日の流れは、こうです。

時刻

作業

8:00ごろ

採桑

8:30ごろ

給桑

17:00

給桑

24:00

給桑

4齢になると食べる量も増えてきて、桑の減り方も目に見えて早くなってきました。

写真のは、晩晩秋用の桑畑。まだ手を付けていない、背の高い桑が並んでいます。晩秋で刈り込んだ畑とは別の場所です。この畑が、これから消えていくことになります。

二つの時間が、重なっている

晩秋蚕が静かに繭をつくっているすぐ横で、晩晩秋蚕はモリモリ桑を食べています。

同じ蚕舎の中で、片方は「繭づくり」、もう片方は「成長中」。

養蚕の時間が重なっている今ならではの光景です。

一生を終えようとしている蚕と、これから盛りを迎える蚕。バトンタッチと書きましたが、いまはその両方が同時に進んでいます。

カレンダー通りには、いかない

予定では、明日10月11日ごろに1群が眠に入るかもしれません。

ただ——ここ数日は、朝晩がぐっと冷え込むようになってきました。

9月下旬は日中30℃を超えていましたが、10月も半ばに差しかかり、季節は確実に進んでいます。蚕の成長は気温にも左右されるので、予定通り進むかは蚕の様子を見ながら判断していきます。

養蚕は、カレンダー通りにはいかない。

「何日目だから上蔟」ではなく、蚕そのものを見る——上蔟の反省で痛感したことが、ここでも効いてきます。

毎日、蚕を見て、桑を見て、気温を感じながら進めていく仕事だと、あらためて感じています。

今年最後の養蚕

晩秋養蚕は繭の完成を見守りつつ、晩晩秋養蚕はこれから5齢へ。

9月18日に始まった晩秋から、ひと月近く。そして晩晩秋は、これから一番の食べ盛りを迎えます。

今年最後の養蚕も、最後までしっかり育てていきます。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

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