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養蚕 / Hatch
2026.10.06 — 養蚕

大きな山を、ひとつ越えた―晩秋19日目・晩晩秋6日目

朝8時、落ちた蚕を拾うことから

10月6日。晩秋蚕は19日目、晩晩秋蚕は6日目です。

今日も朝から晩まで、二つの養蚕を同時進行する慌ただしい一日になりました。

朝8時に蚕舎へ行くと——

昨日上蔟した蚕が、かなりの数、蔟から落ちていました。

昨日書いたとおり、まだ完全に熟蚕になりきっていなかった蚕も多く、まずは落ちた蚕を拾い、再び蔟へ戻す作業からスタートです。

拾っては戻し、拾っては戻す。昨日の"いたちごっこ"が、朝からそのまま続いていました。

晩秋の作業

その後の流れは、こうです。

時刻 作業

8:00 採桑

9:00 給桑

10:00 残渣処理

12:00〜18:00 上蔟

残渣処理とは、蚕座に残った食べ残しの桑や蚕沙(フン)を片付けること。上蔟が済んだ蚕座を、きれいにしていきます。

そして12時から18時まで、6時間ぶっ通しの上蔟。 2群の蚕を、順番に蔟へ振り込んでいきます。

写真をご覧ください。天井から吊られた回転蔟が、一面に。下にはビニールと青いシート——落ちてくる蚕を受けるためです。

同時に、晩晩秋の引っ越し

そして、その上蔟作業と並行して進めたのが晩晩秋養蚕です。

晩秋蚕が上蔟して空いた蚕座を、順番に清掃。 新しい蚕座をつくり直して、そこへ4齢になった晩晩秋蚕を移動させます。

あわせて、拡座(かくざ)も行いました。

拡座とは、蚕の成長に合わせて飼育面積を広げること。4齢になれば体も大きくなるので、同じ面積では窮屈になります。密集させれば蒸れて、病気のもと。だから、広げる。

養蚕の、バトンタッチ

晩秋蚕を上蔟させる横で、晩晩秋蚕の新しい飼育場所をつくる。

ひとつ片付けたと思えば、そこに次の蚕が入ってくる。

まさに、養蚕の"バトンタッチ"です。

昨日、晩晩秋蚕を同じ蚕舎へ運びましたが、今日はその続き。空いた場所から順に、入れ替わっていきます。蚕舎の中で、世代交代が進んでいるという感じでした。

大きな山を、ひとつ越えて

昨日と今日の2日間は、今回の晩秋・晩晩秋養蚕の中でも大きな山場でした。

予定どおりにいかないこともあり、蚕の状態を見ながら、その場その場で判断する難しさも、あらためて感じています。

「何日目だから上蔟」ではなく、蚕そのものを見る——昨日書いたことを、今日もまた痛感しました。

それでも——ようやく、大きな山をひとつ越えました。

まだまだ、同時進行は続く

とはいえ、これで終わりではありません。

晩秋蚕……これから繭づくりへ

晩晩秋蚕……まだ4齢。これからさらに桑を食べて大きくなる

まだまだ同時進行は続きます。

初秋の反省も、今回の上蔟の反省も抱えたまま、それでも日々は進んでいく。

最後まで気を抜かず、一頭一頭の状態を見ながら育てていきたいと思います。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

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