軽トラ2台分と、2袋 ― 晩秋16日目・晩晩秋3日目
朝7時、二つの採桑
10月3日。晩秋蚕は16日目、晩晩秋蚕は3日目です。
今日も、朝7時から採桑スタート。ただし——採る桑が、二種類あります。
写真は今朝の桑畑。連日の採桑で刈り込まれた株から、残った枝が伸びています。
軽トラ2台分
まずは、晩秋養蚕から。
いよいよ5齢も終盤です。それでも食欲はまだまだ旺盛で——
朝から、軽トラ2台分の桑を採りました。
「束」でも「袋」でもなく、軽トラ2台分。9月19日は6袋でしたから、ひと月足らずでこの量です。
写真をご覧ください。蚕座いっぱいに給桑した5齢蚕。本当に「こんなに食べるの?」というくらい、桑がどんどんなくなっていきます。
蚕糸マニュアルが言う「一生の桑の大半を5齢の一週間で」——その言葉を、毎日、軽トラの荷台で実感しています。
一方、晩晩秋は2袋
晩晩秋蚕は、まだ3日目。
こちらは小さな蚕に合わせて、やわらかい新芽を選びながら採桑しました。
今日は、2袋分です。
写真をご覧ください。木枠に紙を敷いた蚕座を埋めているのが、3齢の小さな蚕たちです。晩秋の5齢と並べたら、同じ生きものとは思えません。
量も、質も、まったく違う
軽トラ2台分と、2袋。
同じ蚕でも、成長段階によって必要な桑の量も質も、まったく違います。
大きな5齢蚕には……枝ごと、たっぷりと
小さな蚕には……やわらかい新芽を、選んで
晩秋と晩晩秋は、別々の蚕舎で飼育しています。移動するたびに、採る桑も、与え方も、頭を切り替える。
2つの養蚕を同時に進めると、その違いがよく分かります。
初秋のとき「齢に合わせて桑を選ぶ」と書きましたが、こうして並べてみると、その意味がはっきりします。
今日の作業
時刻 作業
7:00 採桑
8:00 給桑
16:00 給桑
24:00 給桑(予定)
あと数日で、熟蚕へ
そして——いよいよ、その時が近づいています。
晩秋の蚕たちは、あと数日で「熟蚕(じゅくさん)」へ。
熟蚕になると、桑を食べるのをやめます。 体が飴色に透きとおり、頭を持ち上げて、糸を吐く場所を探しはじめる。繭をつくる準備に入るのです。
初秋のときは、17日目に上蔟しました。今回も、そろそろです。
毎日、軽トラ2台分の桑を運んできた日々が——もうすぐ終わる。
初秋は、繭をつくる途中で力尽きた蚕が多く、収繭は約10kgでした。今回は、どうか。
よく食べてくれました。あとは、いい繭を。
今夜も、24時に給桑です。
ZEROSPHERE / ゼロの番人