明日、いよいよ上蔟 ― 晩秋17日目・晩晩秋4日目
晩秋養蚕、いよいよ大詰め
10月4日。晩秋蚕は17日目、晩晩秋蚕は4日目です。
晩秋養蚕も、いよいよ大詰めに入ってきました。
軽トラ2車分
今日も朝7時から採桑。まずは軽トラ1車分を採り、8時に給桑しました。
それでも——食欲旺盛な5齢蚕のため、もう一度桑畑へ。
さらに軽トラ1車分を採桑しました。昨日も2車分。この量が、いまや当たり前になっています。
写真は、今朝の桑畑。まだ葉の残る畑に分け入って、黙々と枝を落としていきます。刈り込んで開けた畑とは別の場所です。
繭をつくる、直前の雰囲気
そして、蚕座を見ると——
体もかなり大きくなり、いよいよ繭をつくる直前という雰囲気です。
熟蚕(じゅくさん)になると、蚕は桑を食べるのをやめ、体が飴色に透きとおってきます。頭を持ち上げ、糸を吐く場所を探しはじめる。その気配が、近づいています。
1日、遅れる見込み
ひとつ、記録しておきたいことがあります。
初秋養蚕では、17日目に熟蚕となり上蔟しました。
ところが今回は——少し成長がゆっくりで、1日遅れる見込みです。
他の養蚕農家さんでは、すでに上蔟が始まっているところもあるとのこと。
養蚕は、同じように育てていても、その時々の気温や蚕の状態で成長のスピードが少しずつ変わります。
猛暑だった初秋と、寒暖差の激しかった晩秋。夏の少雨で葉の色が悪かった桑。そうした条件のひとつひとつが、わずかな差になって現れる。
だから、毎日様子を見ながら、その蚕に合わせて作業を進めていきます。 暦どおりには進みません。
明日は、節目が重なる
そして——明日は、いよいよ1群の上蔟予定です。
ただし、話はそう単純ではありません。
1群……上蔟
2群……まだ採桑・給桑が必要
晩晩秋……4齢起蚕
三つの作業が、同じ日に重なります。
明日は、なかなか忙しい1日になりそうです。
晩晩秋は、3齢眠
その晩晩秋は、4日目。
今日は「3齢眠」に入っているため、桑止めしています。
写真をご覧ください。木枠の蚕座いっぱいに、じっと動かない蚕たち。葉はほとんど食べ尽くされ、緑の茎ばかりが残っています。
眠に入った蚕は、桑を食べません。与えても残り、蒸れや病気のもとになる。だから、止める。
そして——こちらも明日は4齢起蚕です。
晩秋は上蔟、晩晩秋は4齢スタート。 ちょうど、大きな節目が重なりました。
今日の作業
【晩秋養蚕 17日目】
時刻 作業
7:00 採桑(軽トラ1車分)
8:00 給桑
その後 再び採桑(軽トラ1車分)
16:00 給桑
24:00 給桑(予定)
【晩晩秋養蚕 4日目】
3齢眠のため、桑止め
無事に、いい繭を
9月18日に配蚕されてから、17日間。
毎朝の採桑、軽トラ2台分の桑、眠の見極め、網入れ、除沙、雨の日も、大雨の日も。
そのすべてが、明日のためにありました。
初秋は、繭をつくる途中で力尽きた蚕が多く、収繭は約10kg。悔しい結果でした。だからこそ——今回は、どうか。
明日はいよいよ上蔟。無事に良い繭をつくってくれることを願いながら、最後までしっかり見守ります。
ZEROSPHERE / ゼロの番人