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養蚕 / Hatch
2026.08.18 — 養蚕

眠に入った ― 初秋養蚕4日目、桑止め

初秋養蚕の4日目。今朝も5時30分に蚕舎へ向かいました。

ところが——今日は、いつもと様子が違いました。

昨晩あげた桑が、少し残っていたのです。これまでは毎回きれいに完食していたのに。食べ残しがあるということは——蚕たちに、変化が起きているサインです。

「眠」に入った

蚕座をよく見てみると、頭を持ち上げて、じっと動かない蚕がいます。

これが「眠(みん)」です。

蚕は、成長の途中で脱皮をします。その準備のために、食べるのをやめて、じっとしている状態が眠。人間でいえば、着替えの前に一度立ち止まるようなものでしょうか。カイコは一生のうちに4回この眠を経験し、そのたびにひとまわり大きくなります。

今回は、3齢から4齢への脱皮。この子たちが、また少し大きくなって出てくるわけです。

今日は「桑止め」

眠に入った蚕には、桑を与えても食べません。

むやみに与えると、食べ残しが蚕座に溜まり、蒸れや病気の原因になってしまいます。カイコは病気に弱い生きものですから、ここは慎重に。

そこで今朝は、薄く給桑しました。まだ食べている蚕もいるので、その分だけ。そして——今日はこれで「桑止め(くわどめ)」です。

桑止めとは、その名のとおり、桑を与えるのを止めること。眠に入った蚕が、静かに脱皮できるようにしてやります。

待つのも、仕事

毎日、朝5時30分に桑を採りに行き、蚕舎で桑をやる——その日課が、今日は一区切り。

何もしないことが、いちばんの世話になる日もあるのです。これも養蚕。蚕のペースに、こちらが合わせるしかありません。

静かになった蚕座。頭を上げて、じっと脱皮の時を待つ小さな体。この静けさのあとに、ひとまわり大きくなった4齢の蚕が現れます。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

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