かなりの食欲になってきました ― 晩秋養蚕13日目
一転、晴天
9月30日。晩秋蚕の飼育、13日目です。
昨日の大雨とうってかわって——本日は、晴天になりました。
写真をご覧ください。青空に、桑の葉が透けています。 雨に洗われた葉が、朝の光を受けて光っている。昨日カッパを着て泥の中を歩いたのが、うそのようです。
初秋は猛暑、この数日は寒暖差、昨日は大雨、そして今日は晴天。本当に、自然相手はめまぐるしい。
やることは、一緒です
とはいえ——やることは、一緒です。
時刻 作業
7:00 採桑
8:00 給桑
16:00 給桑(予定)
24:00 給桑(予定)
晴れようが降ろうが、蚕は食べます。一日3回の給桑と、そのための採桑。この繰り返しが養蚕です。
雨の日は雨の日の大変さがあり、晴れの日は晴れの日でやることがある。天気が変わっても、蚕の腹は変わらないのです。
桑に、水をかける
ひとつ、今日の写真で紹介したいものがあります。
運び込んだ桑に、水をかけている場面です。
乾燥を防ぐためです。せっかく採ってきた桑も、しおれてしまえば蚕の食いつきが落ちます。だから水をかけて、みずみずしさを保つ。
3日目には、採った桑をビニール袋に入れていました。あのときは6袋でしたが、今は量がまるで違います。袋では、とても追いつきません。 蚕舎の土間に山と積み上げて、ホースで水をかける——このやり方に変わりました。
蚕が大きくなると、道具も方法も変わっていく。 当たり前のようですが、実際にやってみて初めて分かることです。
かなりの食欲になってきました
そして——蚕の食欲は、かなりのものになってきました。
一昨日1群が5齢になり、昨日は2群も桑つけ。いま約37,500頭のすべてが、最終齢で食べ盛りです。
蚕糸マニュアルによれば、蚕が一生に食べる桑の大半は、この5齢の一週間。その一週間のまっただ中にいます。
足りなければ、また採りに行く
そこで、今日はこう考えています。
16時の給桑の具合を見て、そのあとにもう一度、採桑するかもしれません。
朝に採った分で足りるのか。24時の給桑まで持つのか。蚕座を見て、判断する。
初秋のときも、4齢で桑が足りなくなり、夜に追加で採りに行きました。今回はその3倍の頭数です。同じことが、もっと大きな規模で起こります。
足りなければ、また山へ行く。 それだけのことですが、一日のうちに二度桑を採るとなると、体にはこたえます。
それでも——食べてくれるのは、いいことです。初秋は、食べる前に力尽きた蚕が多かったのですから。
よく食べて、いい繭を。
今夜も、24時に給桑です。
ZEROSPHERE / ゼロの番人