4齢を、網で分ける ― 晩秋養蚕5日目
晩秋養蚕、5日目
9月22日。晩秋蚕の飼育、5日目です。
昨日は一日、給桑なし。桑を止めて、成長をそろえました。そして今日は——4齢になった蚕を、分ける日です。
時刻 作業
7:00 採桑
8:00 石灰散布・網入れ・給桑
13:00 網上げ・給桑
24:00 給桑(予定)
蚕の一生の、どのあたりか
ここで少し、蚕の一生をおさらいしておきます。
蚕は卵からかえったあと、眠(みん)と脱皮を4回くり返し、1齢から5齢まで大きくなります。眠のたびに、ひとまわり大きな体に生まれ変わるのです。
1齢 →(一眠)→ 2齢 →(二眠)→ 3齢
3齢 →(三眠)→ 4齢 ← 今日はここ
4齢 →(四眠)→ 5齢 → 熟蚕 → 繭
私たちの飼育は、3齢の配蚕から始まります。つまり今回の三眠が、晩秋で最初に迎えた眠でした。無事に越えて、4齢です。
まずは、石灰を振る
網を入れる前に、まず石灰を振りかけます。目的は二つ。
① 古い桑を、乾かす
蚕座に残っている古い桑を乾かして、食べさせないようにします。新しい桑だけを食べてもらうためです。
② 消毒
写真の蚕座が白っぽく見えるのは、この石灰です。
網を入れて、給桑
石灰のあとは、網入れ。蚕座の上に網をかぶせ、その上に新しい桑を置きます。
すると、脱皮を終えた4齢の蚕が、桑を求めて網の上に上がってくる。まだ眠っている蚕は、網の下に残ります。初秋の記事でも書いたとおり、蚕の習性を利用した、昔ながらの仕分け方です。
13時、網を上げる
そして13時、網上げ。網ごと持ち上げて、上がってきた4齢蚕を蚕座に移し、給桑しました。
写真は、網の上の4齢蚕。緑の網目の上で、蚕たちが桑に集まっています。
ここから、食べる量が変わる
4齢になると、ここから食べる量がぐっと増えます。
初秋では、4齢になった翌日に桑が足りなくなり、夜に追加で採りに行きました。 しかも蚕糸マニュアルによれば、蚕は一生に食べる桑の大半を、5齢の一週間で食べる。本番はまだ先です。
今回は約37,500頭、初秋の3倍。桑の準備も、3倍の覚悟でいきます。
今夜も、24時に給桑です。
ZEROSPHERE / ゼロの番人