議論して、踊って、飲む ― のむら自治振の一晩
まずは、まじめに議論
先日、のむら自治振(のむら自治振興協議会)の役員会が開かれました。
議題は、地域から出された要望について。——それぞれの地区から寄せられた声を、一つひとつ丁寧に取り上げ、熱心に議論を交わしました。
地域の要望は、誰かが受け止めて、形にしなければ、そのまま消えてしまいます。「聞きっぱなしにしない」。役員のみなさんが真剣に頭を突き合わせる姿に、この組織の芯の強さを感じました。
会議のあとは——盆踊り!
そして、会議が終わったあと。おもむろに始まったのが——盆踊りの練習です。
さっきまで難しい顔で議論していた面々が、今度は輪になって踊り出す。この切り替えが、なんとも野村らしい。
練習した曲は、3曲。
新野村音頭
アレンジ野村音頭
乙亥大相撲
そう、乙亥大相撲の曲もあるんです。相撲のまちらしい一曲が、盆踊りにもちゃんと生きています。
ベテランの、いい踊り
輪の中には、ベテランの方々も多数。さすがの手さばき、足さばきで、実に楽しそうに踊っておられました。長年踊り込んできた人の動きは、やっぱり見ていて気持ちがいい。
なぜ役員が盆踊りを練習するのか?——理由は明確です。それぞれの地域で、リーダーとして踊ってもらうため。
盆踊りは、輪の中心で踊れる人がいるかどうかで、盛り上がりがまるで変わります。「あの人の動きを見れば踊れる」——そんな存在が各地区にいることが、夏の夜のにぎわいを支えているのです。ぜひ、地元の輪の真ん中で踊ってほしいものです。
そしてもちろん、懇親会
踊って汗をかいたあとは——もちろん、懇親会です。
野村はよく飲むまち。会議の緊張も、踊りの熱気も、そのまま酒の肴になります。「あの議題、どうしようかのう」「あんた、踊り上手やね」。かしこまった席では出てこない本音が、こういう場でぽろりと交わされる。この時間が、実は一番大事なのかもしれません。
三つがそろって、地域の強さ
まじめに議論し、盆踊りでリーダーを育て、懇親会でつながりを深める。
この三つがそろっているからこそ、野村の地域づくりは続いているのだと思います。会議だけでは、事務的になってしまう。踊りだけでは、地域は動かない。飲むだけでは、何も決まらない。その全部があるから、強いのです。
こうした取り組みの積み重ねが、この町の底力になっている——役員会の一晩を通して、あらためてそう感じました。
ZEROSPHERE / ゼロの番人