ZEROSPHEREJOURNAL ← 一覧へ
養蚕 / Hatch
2026.10.02 — 養蚕

5齢幼虫の食欲、おそるべし― 晩秋養蚕14日目

晩秋養蚕、14日目

10月1日。晩秋蚕の飼育、14日目です。

昨日に続いて、今日も晴天。雨に降られた日もありましたが、ここ数日は作業がはかどります。※野村では霧が出る日は晴天なのです。

一日に、二度採る

今日の動きは、こうでした。

時刻 作業

7:00 採桑

8:00 給桑

〃 また採桑へ

16:00 給桑(予定)

24:00 給桑(予定)

朝に採って、与えて、そのあとまた採りに行きました。

昨日「足りなければ、また採りに行く」と書きましたが——さっそく、そのとおりになりました。

5齢幼虫の食欲、おそるべしです。

写真をご覧ください。三人がかりで、蚕座に条桑を積んでいます。これだけ盛っても、半日もすれば葉だけがきれいに食べられ、枝が残る。蚕糸マニュアルの言う「一生の桑の大半を5齢の一週間で食べる」が、目の前で起きています。

約37,500頭。初秋の3倍という数字の意味を、いま体で理解しているところです。

そして今日は——大きなことがありました。

朝8時15分、次の配蚕があったのです。

晩晩秋(ばんばんしゅう)——晩秋のあとに、もう一回。今年最後の飼育が、今日から始まりました。

写真が、届いた蚕です。紙を敷いた木枠の箱に、細長い包みが一本。この中に、愛媛蚕種さんが3齢まで育ててくださった蚕が入っています。私たちの飼育は、いつもこの3齢の配蚕から始まります。

晩秋の5齢蚕……食べ盛りの最終齢、約37,500頭

晩晩秋の3齢蚕……まだ小さい、これからの蚕

まったく違う段階の蚕が、同時にいることになります。

世話の中身も変わります。3齢には、柔らかい新芽の葉を選んで。5齢には、枝ごとたっぷりと。同じ桑でも、採る場所も与え方も違うのです。

カイコは病気に弱い生きものですから、衛生管理にもいっそう気を配ることになります。

忙しくなります

正直に言えば——かなり忙しくなります。

晩秋の5齢は、これから熟蚕・上蔟へ。いちばん桑を食べ、いちばん手のかかる時期です。そこへ、新しい蚕の世話が加わる。

けれど、これも養蚕です。初秋の悔しい結果があって、晩秋は3倍に増やして、そして晩晩秋へ。一年のうちに、何度も挑戦できるのが蚕のいいところでもあります。

二つの蚕を、どちらも元気に育てたい。

今夜も、24時に給桑です。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

関連する記事