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養蚕 / Hatch
2026.08.16 — 養蚕

早朝5時の、桑採り ― 初秋養蚕2日目

早朝5時、桑畑へ

初秋養蚕の2日目。この日は、早朝5時から桑を採りに行きました。

夜明け前の、まだ薄暗い桑畑。空気がひんやりとしていて、日中の暑さが嘘のようです。

なぜ、こんな早い時間に?——理由は、二つあります。

理由①:人間の体調のため

まず、自分たちの体です。

当たり前のようですが、これが本当に大事。真夏の日中に桑を採ると、とてもしんどい。汗だくになり、体力を奪われ、熱中症の危険もあります。養蚕は約20日間続く長丁場。初日から無理をすれば、後が続きません。

涼しいうちに作業を終えてしまう。これが、夏の養蚕を乗り切るコツです。

理由②:桑の状態のため

そしてもうひとつ、こちらが養蚕ならではの理由。

桑の葉が、熱を持っていないことです。

日中の炎天下で摘んだ桑は、葉そのものが熱を帯びています。それをそのまま蚕に与えると——蒸れる。蒸れた桑は傷みやすく、蚕にとってもよくありません。カイコは高温多湿に弱い生きものですから、ここは気をつけたいところ。

早朝の桑は、ひんやりとみずみずしい。蚕にとっても、いい状態で届けられるのです。

人間にも、蚕にもいい。 だから、早朝の作業がおすすめです。

蚕舎に行くと——完食!

桑を採って、蚕舎へ向かいます。

扉を開けて、蚕座をのぞくと——昨日の夕方に与えた桑が、すべて食べられていました。

きれいに完食。葉脈だけを残して、見事に平らげています。3齢の小さな蚕たちが、一晩でこれだけ食べるのか、と驚かされます。

そして、新しい桑を与えると、すぐに食べ出しました。 待ってましたとばかりに、小さな体で葉に取りつく。その勢いを見ていると、この子たちは元気だと安心します。

食べる姿を見るのが、養蚕の何よりの喜びです。この調子で、しっかり大きくなってほしい。

明日も、早朝5時に桑を採りに行きます。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

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