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狩猟 / Hunter
2026.07.22 — 狩猟

命を、まるごと知る一日 ― ジビエハンター体験レポート

「知る」から「する」へ

このブログでは、狩猟を始めた理由から、わなの仕掛け方、止め刺し解体まで、何度も狩猟のことを書いてきました。読んで「知る」こと。それも大事です。でも——自分の手で「する」ことには、かないません。

7月21日、私たちHUNTER BASE ZEROは、ジビエハンター体験(わな猟)を開催しました。今回は、座学から解体まで通しの"フルバージョン"。その一日を、レポートします。

① まずは座学 ― なぜ、捕るのか

朝、まずは教室で座学から。

いきなり山に入るのではありません。どうして捕獲するのか(=数字が語る獣害の現実)、わなの種類捕獲のとき気をつけること。一つずつ、じっくり学びます。

このとき大事にしているのが、「なぜ捕るのか」を最初に伝えること。畑を守るため、そして命をいただくため。この土台がないまま技術だけ学んでも、狩猟にはなりません。ジビエの栄養(鹿肉は牛肉より低脂肪・高たんぱく…)の話や、鹿の角の実物にも触れてもらいます。

② わなのかけ方

次に、わなの仕掛け方

実際のくくりわなを手にとって、どう作動するのか、どこに仕掛けるのか。前に記事で書いた「点で狙う」感覚を、実物で確かめてもらいます。頭で分かるのと、手が動くのは、まったくの別物です。

③ 現場へ ― 見回りと、設置

そして、いよいよ山の現場へ。

まずは、仕掛けてあるわなの見回り。獣道を読み、痕跡を探しながら山を歩きます。そして、自分たちでわなを設置

——今回は、残念ながら捕獲はありませんでした。自然が相手ですから、こればかりは。もし捕獲があれば、暴れる獣を安全に固定する保定作業まで体験してもらいます(この日は無し)。「獲れないこともある」。それもまた、狩猟のリアルです。

④ 解体 ― 命を、いただく

最後は、解体作業。あらかじめ捕獲しておいたイノシシを使います。

ここが、この体験のいちばんの核心です。参加者が自らの手で包丁を握り、一頭を余さずさばいていく。毛皮の下の、あたたかい命の重み。ついさっきまで山にいた生きものが、食べられる肉になっていく。

きれいごとではありません。でも、これこそが「いただきます」の本当の意味だと、私たちは考えています。スーパーのパックの向こう側を、手で知る時間です。

オプション ― ジビエBBQ

そして希望者には、ジビエが主役のBBQも。

自分でさばいた——とはいかなくても、ていねいに処理されたイノシシ肉を、その場で焼いて味わう。イノシシは、臭くない。おいしい。それを、舌で確かめてもらう時間です。学びの一日の締めくくりに、これ以上のものはありません。

知識では届かない場所へ

座学で「知り」、わなで「仕掛け」、現場で「歩き」、解体で「いただく」。一日を通すと、狩猟が一本の線でつながります

命をいただくとはどういうことか。獣害と向き合うとはどういうことか。言葉ではなく、体で分かる。それが、この体験のいちばんの価値だと思っています。

興味のある方は、ぜひ一度。お待ちしています。

ZEROSPHERE / ゼロの番人


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