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狩猟 / Hunter
2026.08.17 — 狩猟

わな猟の始め方 完全ガイド ― 免許から解体まで

「わな猟を始めてみたい」——そう思ったとき、何から手をつければいいのか。免許は?道具は?どうやって仕掛けて、捕れたあとはどうするのか。

このページは、ZEROSPHEREのわな猟に関する記事を、始め方の順番に並べたガイドです。愛媛県西予市野村町で、実際にわなを仕掛け、イノシシと向き合ってきた記録をもとにしています。気になるところから読んでみてください。

STEP 0:なぜ、わな猟をするのか

技術の前に、まずここから。なぜ獣を捕るのかという土台がないと、狩猟にはなりません。

狩猟を始めた理由

仲間と育てた田んぼ、そして近所の子どもたち。守りたいものがあったから、免許を取りました。勇ましい理由ではありません。

なぜ、有害鳥獣を捕るのか

全国の農作物被害は年間約188億円。西予市では約3,700万円。数字は、感情よりまっすぐに現実を映します。

STEP 1:狩猟免許を取る

わな猟をするには、まず免許が必要です。

狩猟免許って、どう取るの

・狩猟免許は4種類(わな猟・網猟・第一種銃猟・第二種銃猟)

・わな猟免許なら、申請書・写真・医師の診断書などを揃えて県へ

・試験は3つ(知識・適性・技能)

・初心者講習会は受けておくと安心

STEP 2:道具を知る

わな猟の道具は、大きく二つです。

箱わなと、くくりわな

箱わな=平らな場所ならどこでも置ける。群れを一網打尽にできるが、構造物なので警戒されやすい。

くくりわな=獣道の一点を狙う。用心深い成獣も獲れるが、場所の見極めが難しい。

どちらも生きたまま捕らえるわなです。この違いを知ることが、第一歩です。

STEP 3:わなを仕掛ける

いよいよ現場へ。それぞれに、まったく違うコツがあります。

くくりわな設置のコツ

獣道の見分け方、体こすりの跡、蒐場(ぬた場)。そして根付の木の選び方(強度・抜けない・絡まらない)。仕掛けたあとは、雨が味方になります。

箱わな設置のコツ

蹴り糸式トリガーの仕組み、設置場所の選び方(運び出しやすさが命)。警戒されるので、気長に待つのが鉄則です。

山のカメラは、見ていた

トレイルカメラで「いつ・どこに・何頭来ているか」を知る。勘と経験に、データが加わります。

STEP 4:見回りと、捕獲

わなを仕掛けたら、毎日の見回りが日課になります。

見回りと取り込み

かかった予兆の読み方、オスの牙・メスの噛みつきへの警戒、かかり具合の確認(くるぶしまで/爪先だけ)。そして鼻取り→口→目→四肢という保定の手順。

いきなりの猛突進

初めての一頭。あの突進は、今も忘れられません。

かかった、けれど

猛暑で弱っていたイノシシ。武勇伝ばかりではない、淡々とした現場の記録です。

STEP 5:命を、いただく

捕らえて終わりではありません。ここからが本番です。

止め刺しと血抜き

生きたまま捕らえるからこそ、その場でしっかり血を抜ける。この一手間が、肉の味を決めます。

解体という仕事

毛皮の下のあたたかさ。一頭を無駄なくさばくということ。

汚名返上

「イノシシは臭い」——それは肉のせいではありません。ていねいな処理をすれば、上質な牛肉のような味わいになります。

STEP 6:体験してみる

読むだけでなく、実際にやってみたい方へ。

命を、まるごと知る一日

座学 → わなの仕掛け方 → 現場での見回り・設置 → 解体、そしてジビエBBQ。一日で、狩猟が一本の線につながります。

わな猟は、「守ること」と「いただくこと」

畑と暮らしを守るために、命を捕る。そして、その命を余さずいただく。

「守ること」と「いただくこと」は、別々ではありません。一本の線でつながった、ひとつの営みです。

これから始める方の、参考になればうれしいです。山と、まっすぐ向き合ってください。

ZEROSPHERE / ゼロの番人

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